ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が今シーズンもたらした経済効果が850億円を超えたと話題だ。
3日(現地時間)経済メディア「Bloomberg」は、MLB史上初の「50-50(50本塁打、50盗塁)」を達成した大谷と関連して、世界最高の女性アーティストであるテイラー・スウィフトがもたらした「スウィフト効果」に続き「大谷効果」という新語まで誕生したと報じた。
関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によれば、今シーズン、大谷が生み出した経済効果は865億円に達するという。
直接的な経済効果に加えて、スポンサー企業など間接的な経済効果があらわれている企業も多い。
昨年12月に大谷をブランドアンバサダーに起用した人材サービスの「ディップ」は、大谷が登場する広告で注目を集め、3月20日のMLB開幕から10月3日まで株価が8.7%も上昇した。
ドジャーズに移籍後は大谷個人でなく、所属チームであるドジャーズとスポンサー契約を結んだ企業も増えている。
5月には「銀だこ」のホットランドがドジャーズとスポンサー契約を結び、以降、株価が22%急騰した。
「大谷効果」がスポーツ界を越えて経済界にも広がっているとメディアは分析している。