中国で家族の誕生日を組み合わせて7年間宝くじを購入し続けた末、1等に当選し2,400万元(約5億円)を手にした男性が話題だ。
5日(現地時間)香港メディア「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は、中国の公営宝くじの内、福祉に使われる「福祉宝くじ(福祉彩票)」で、中国華東地区東北部の安徽省合肥市出身の男性が1等に当選したと報じた。
男性はいつもどおり「自ら決めたルール」で番号を選び、10元(約210円)の宝くじを購入した。
「最初はランダムに数字を組み合わせて宝くじを購入していたが、ある当選者が家族の誕生日を組み合わせて番号を選んだという話を聞き、2017年からは家族の誕生日の数字を組み合わせて宝くじを購入するようになった。まさか当選するとは夢にも思わなかった」と語った。
男性は「宝くじを10年以上購入してきたが、20元(約420円)以上購入したことは一度もない。大当たりが出るとはまったく考えておらず、常に期待しすぎないようにと考えていた」と感想を述べた。
男性は安徽省の慈善団体に10万元(約211万円)を寄付した。
残りは家を購入するなど、家族のために使う予定だ。
男性が当選した「ダブルカラーボール方式」は2003年に発売された中国で最も人気のある宝くじだ。
赤いボール6個と青いボール1個を選ぶ方式だが、参加者が多ければ多いほど、当選金も増えるようになっている。
一方、昨年10月には中国華東地区中部の浙江省に住む男性が、妻と娘の生年月日を組み合わせて宝くじを購入して1等に当選し、7,400万人民元(約15億円)を受け取った。