韓国の科学トーク番組『趣味は科学』では、「時間旅行」をテーマに興味深いトークが繰り広げられた。
『趣味は科学』は、科学好きのデフコン、科学をわかりやすく伝えるコミュニケーターのハンソン、進化生物学者のイ・デハン教授が出演し、宇宙人、時間、恐竜、老化や永遠の命といったテーマについて、さまざまな分野の科学者と共にトークを展開する番組である。
第2話では、統計物理学者のキム・ボムジュンと化学者のチャン・ホンジェが出演し、「時間」というテーマを真剣かつ楽しく探求した。自称「時計オタク」のMCデフコンは、時計に詳しいものの、時間そのものについてはよく知らなかったと告白し、「時間とは何か?」と問いかけた。これに対し、キム・ボムジュンは「科学者でも時間の本質はわからない」と率直に答え、チャン・ホンジェは化学者の視点から鋭い質問を投げかけ、トークをさらに深めた。
デフコンがSF映画を見て常に抱いていた疑問、「時間を戻して過去に行けるのか?」に対して、キム・ボムジュンは「時間の矢」という比喩を用いながら、エントロピーの概念を説明した。エントロピー増加の法則は、科学者でも理解が難しいが、この法則を知ることで時間旅行の真相が見えてくる。番組では、このエントロピー増加の法則について詳しく解説され、「時間は連続しているのか」、「時間には終わりがあるのか」、「他の人より早く未来に行けるのか」といった時間に関するさまざまな疑問も取り上げ、視聴者にとって有益な情報を提供した。
特に、「ペントハウスに住むと早く老ける」という理論が本当かどうかについても議論された。
写真:EBS