ドジャースが4年ぶりのワールドシリーズに進出し、ワールドシリーズはMLBを代表する名門同士が争う43年ぶりの対戦カードとなった。
21日(日本時間)、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地ドジャースタジアムで行われたニューヨーク・メッツとのナ・リーグ「優勝決定シリーズ」第6戦に10-5で勝利した。
4勝2敗とし、ドジャースは4年ぶりにナ・リーグを制して、ワールドシリーズ進出を果たした。
「優勝決定シリーズ」では2023年のWBCに韓国代表として出場した内野手のトミー・エドマンの活躍が目立った。エドマンは6試合で打率4割7厘、1本塁打を含む27打数11安打、11打点の成績を残した。
この日も3回裏に2ランを放ち、5打数2安打(内1本塁打)4打点の活躍を見せ、シリーズMVPに輝いた。
先に4勝したチームが優勝となる全7戦で行われるワールドシリーズで、ドジャースと優勝を争うチームは東海岸の名門ニューヨーク・ヤンキースだ。ヤンキースは27回、ドジャースは7回、これまで頂点に立っている。
両チームは1941年に初めてワールドシリーズで顔を合わせて以来、ワールドシリーズで11度対戦したが、1981年以降、43年間にわたりワールドシリーズでの対戦がなかった。
両者のワールドシリーズでの通算対戦成績はヤンキースが8勝3敗で大きく上回っている。
最も注目されるのは大谷翔平とアーロン・ジャッジの頂上決戦だ。
大谷は今シーズンからドジャースのユニフォームに袖を通し、MLB史上初の50本塁打・50盗塁を記録し、球史に名を残した。
ポストシーズンでも大谷は優勝決定シリーズ6試合で打率3割6分4厘、2本塁打6打点と、ドジャースをワールドシリーズの舞台に導く活躍を見せた。
一方、ジャッジはレギュラーシーズンで58本塁打を記録しホームラン王に輝いたが、ア・リーグ「優勝決定シリーズ」では打率1割6分7厘と不振にあえいだ。しかし、不振の中でも本塁打2本を記録し、ホームランバッターの真価を証明した。
ドジャースとヤンキースの2024シーズンのワールドシリーズ第1戦は、今月26日にドジャースタジアムで開幕する。