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2024年12月24日火曜日
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スペインのビーチに全長10メートルのダイオウイカ漂着!クラーケンのモデルともされる謎の生物が注目集める

スペインのビーチに全長10メートルのダイオウイカ漂着

世界でも稀少な深海生物、研究者らが調査へ

スペイン北部のリアネス沿岸で、全長10メートルに達する巨大なダイオウイカが発見され、研究者らの注目を集めている。

現地メディア「Teepr」などの報道によると、先月17日、同市のビーチで発見されたこの個体は、世界的にも珍しい「ダイオウイカ(Architeuthis Dux)」と確認された。同種の標本は世界でわずか21例しか記録されておらず、主にスペイン北部のカンタブリア海やニュージーランド近海の深海に生息するとされている。

ダイオウイカは雌で体長6〜17メートル、体重は最大312キログラムにも達する大型の軟体動物。雄はやや小ぶりで、最大体重は178キログラム程度という。北欧神話の海獣「クラーケン」のモデルとされるが、実際には人を襲うことはないという。

海洋保護団体「Cepesma」のルイス・ラリア会長は自身のFacebookで、「極めて内気な生態で、目撃例も少ない種だ」と説明。今回の漂着について「海流の変化や水中生態系の変動が影響している可能性がある」と指摘している。

現在、この個体は市当局が保護し、詳しい調査が進められている。

なお、昨年2022年にはニュージーランドでも体長4メートルのダイオウイカの死骸が浜辺で見つかっており、深海生物の生態解明に向けた貴重な発見として注目を集めていた。

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