NPBの日本シリーズは下剋上に成功した横浜DeNAベイスターズとパリーグを圧倒的な戦力で制した福岡ソフトバンクホークスの対戦カードに決定したが、アメリカの野球ファンもMLBワールドシリーズ開幕を今か今かと首を長くして待っている。
今回のワールドシリーズは東海岸、西海岸の名門同士が争う1981年以来、43年ぶりの世紀の好カードが実現したからだ。
西の名門「ロサンゼルス・ドジャース」と東の名門「ニューヨーク・ヤンキース」が激突するワールドシリーズのチケットだが、開幕戦のチケットはドジャース公式サイトではすでに完売しており、転売サイトでは驚くべき価格高騰を見せている。
22日(日本時間)「AP通信」は転売サイト「StubHub」の開幕戦のチケット価格について、最も安いものでも1,358ドル(約20万円)からだと報じた。
StubHubによると、チケット売上が昨年のワールドシリーズ、テキサス・レンジャーズ対アリゾナ・ダイヤモンドバックスの最終的な数字をすでに上回っているという。
さらに、転売サイト「Vivid Seats」は、今年のワールドシリーズのチケット平均価格は1,368ドルで昨年のおよそ2倍の水準だと明かした。
26日に開幕を迎えるワールドシリーズだが、開幕戦と第2戦、第6戦と第7戦がドジャー・スタジアムで、第3~5戦がヤンキー・スタジアムで開催される予定だ。
StubHubによると、現時点でヤンキー・スタジアムで行われる試合の売上が40%ほど高いという。
一方、ドジャースの大谷翔平とヤンキースのアーロン・ジャッジの「頂上決戦」としても注目を集めるこのシリーズは、最高のスポーツ興行になると予想される。
ドジャースは2020年以来4年ぶり、通算8回目、ヤンキースは2009年以来15年ぶり、通算28回目の優勝を目指す。