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2024年11月01日金曜日
ホームトレンド「本人が来なければならない」手続きのために簡易ベッドに寝かされたまま訪問した客

「本人が来なければならない」手続きのために簡易ベッドに寝かされたまま訪問した客

引用:Youtube

 中国で、預金者本人が来なければならないという銀行の手続きルールのため、体調不良の患者が病室のベッドに寝かされたまま銀行を訪れる事態が発生した。このような本人確認の厳格な手続きが原因で、昨年には韓国でも同様のケースが報じられており、ネット上で多くの共感や議論が巻き起こっている。

現地メディアのシナニュースによると、山東省の病院に入院中の高齢者A氏が24日、病室のベッドに乗せられたまま銀行に行くことになった。A氏がこうして銀行を訪れた理由は、預金を引き出すためだった。家族が代理で預金を引き出そうとしたものの、銀行側が「本人が来店しなければ手続きはできない」と主張したためだ。

問題は、A氏が体調が悪く、自力で動くことができない状態にあり、病院側も外出を勧められない状況だったという点だ。家族がA氏の状態を説明したものの、銀行は「本人確認のため来店が必須」との姿勢を崩さなかった。

また、A氏の家族は民間の救急車を手配する余裕もなく、最終的に病室のベッドごとA氏を銀行に運ぶしかなかった。

昨年には、韓国のソウルでも脳梗塞で入院中だった80代の高齢者B氏が、集中治療室のベッドに乗せられたまま銀行を訪れざるを得ない事態が発生している。家族が代理で預金を引き出そうとしたが、銀行側が「本人の来店が必要」との立場を変えなかったためだ。

当時B氏は医師から「外出はリスクが高く不可能」と告げられるほどの状態で、集中治療室で鼻チューブをつけ、ほとんど身動きが取れない状況だった。しかし、家族が民間の救急車を手配し、集中治療室のベッドごと銀行に運ばれることとなり、韓国内で大きな議論を巻き起こした。

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