トランスジェンダーのワン・ヤオ氏
SNSでのプライバシーに関する質問に反論
「家族に見せられる投稿なのか」と批判
トランスジェンダー女性として知られるワン・ヤオ氏が、SNS上でのプライバシーに踏み込んだ質問に対し、強い姿勢で意見を表明した。
オンラインメディア「三立新聞網」の報道によると、性別適合手術を受けたワン氏は、自身のSNSアカウントを通じて複数のメッセージを投稿。今年4月には「手術後の身体的特徴や入浴施設の利用など、プライベートな質問が後を絶たない」と明かした。
ワン氏は「支援してくれる人も、批判を続ける人も、最後まで見てほしい」と前置きした上で、寄せられた質問に答える動画を公開した。
動画の中でワン氏は、身分証明書を提示しながら「私の身体は女性と同様で、法的にも女性として認められている。当然、女性用の施設を利用する」と説明。さらに「これだけ女性として生活している人間が男性用施設を使うことの方が問題ではないか」と指摘し、「女性として生きるために払った努力と時間があり、その生活を全うするのは当然」と強調した。
特に、性的な質問を投げかけるユーザーに対しては「家族に見せられる内容なのか」と強く非難。また、男性の性器を持っている女性の画像を送りつけるユーザーに対し「既に性別適合手術は完了している。そのような行為は不要だ」と反論した。
なお、ワン氏は2017年にタイで性別適合手術を受け、法的に性別を女性に変更している。