ロサンゼルス・ドジャースがMLBワールドシリーズを4年ぶりに制し、移籍初年度で世界一の夢を叶えたドジャースの大谷翔平（30歳）が、取材を試みたあるメディアに対し、不快そうな表情を浮かべる場面がキャッチされた。
「女性自身」によると、今シーズンのワールドシリーズの全試合独占生中継権をもつフジテレビは、ドジャースが優勝を決めた第5戦目も放送を行ったが、大谷へのインタビューは実現しなかった。
フジテレビはドジャースや大谷から取材拒否されているメディアだといわれている。
5月下旬、ロサンゼルス地元紙で大谷が新居を購入したと報じられたが、フジテレビと日本テレビが大谷の自宅について執拗に取材し、ドローンで空撮を行ったり、近隣住民へインタビューを行ったりした。
アメリカでは著名人の自宅が強盗被害に遭ったり、家族が誘拐されたりするケースが多く、実際にドジャースの選手の中にも強盗被害に遭った選手が複数名いる。
フジテレビと日本テレビの取材により、大谷の家族が危険にさらされる可能性があるため、大谷は新居に一度も住むことなく、売りに出さなければならなくなり、両社は厳しい批判を受けることとなった。
そのため、ドジャースはフジテレビの取材パスを凍結し、大谷の所属事務所は過去の画像・映像を含む大谷の素材について使用禁止を言い渡しているといわれている。
実際に優勝当日も大谷はNHKのインタビューには笑顔で応じていたが、フジテレビのインタビューには一切対応していない。
大谷はNHKのインタビューの中で「新たなチームで最高の1年を過ごせた」と笑顔で優勝の喜びを語った。
ある日本のネットユーザーは「X（旧Twitter）」に優勝直後、大谷がフジテレビの取材陣に対して険しい表情を見せる動画をキャプチャし、「大谷翔平選手から取材禁止を受けているはずのフジテレビがインタビューを拒否される場面を偶然目にした」とし、「父親や家族への直撃取材だけでなく、購入したばかりの新居の無断取材までされれば、彼が怒るのも当然だ。子供のころからの夢が叶った日にこんな表情をさせるなんて」と投稿し、フジテレビの取材陣を批判した。
動画には大谷が笑顔で球団関係者と抱擁し、優勝の喜びを分かち合う中、ある取材陣が近づいてきて広報担当者に話しかけ、広報担当者が大谷に彼らの話を伝えると、大谷がこわばった表情で報道陣を見つめ、背を向けて立ち去る様子がおさめられていた。
大谷が立ち去るのを見て、取材陣も気まずそうにその場を離れた。
この動画を見たネットユーザーたちは「大谷がこれほど怒った表情を見るのは初めてだ」、「優勝の雰囲気に便乗してインタビューを試みたフジテレビの行動に呆れてしまう」などと反応した。