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2024年12月23日月曜日
ホームトレンド「美の代償」は2600万円の訴訟…たった1日で6回の整形手術を受けた中国女性の衝撃の死

「美の代償」は2600万円の訴訟…たった1日で6回の整形手術を受けた中国女性の衝撃の死

引用:サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)

中国で、1日に6回の整形手術を受け死亡したという女性の事件が明らかとなり、論争を巻き起こしている。

10日(現地時間)香港「サウスチャイナモーニングポスト」の報道によると、2020年12月9日、中国・広西省のとある農村に住む女性リュさんが南寧市の病院で6回の整形手術を受けたという。

最初の5時間で二重瞼手術と鼻整形手術を受け、その後太ももの脂肪吸引手術も行ったという。さらに、手術してから24時間が経たないまま、顔と胸部への脂肪移植手術を受けたことも明らかになった。また、リュさんはこの大規模な手術のために783万ウォン(約86万円)以上のローンを組んでいたという。

同年12月11日、リュさんは退院するためにエレベーターに乗ろうとした瞬間に、意識を失い倒れたという。病院スタッフによる救急処置が行われたにもかかわらず、近隣の病院に搬送されることとなり、結局同日死亡した。

解剖の結果、死因は「脂肪吸引後の肺塞栓症による急性呼吸不全」と判明した。肺塞栓症は血栓が肺血管に移動し、血流を阻害する疾患である。このように適切な血液循環が行われないと酸素交換が円滑に行われず、呼吸困難を引き起こす可能性があるという。

リュさんの遺族は病院に対し、2億3,511万ウォン(約2,600万円)以上の損害賠償を請求する訴訟を起こしたことが明らかにされた。第一審では、病院側に全面的な責任があると認められたが、控訴を通じて昨年8月には、裁判所は病院側の責任は一部のみであるとし、遺族に対し59万元(約1,270万円)を支払うことを命じた。

調査の結果、当該病院は手術に必要な法的書類を全て備え、医療スタッフも適切な資格を有していたのだ。また、リュさんの脂肪除去量も医学的基準を満たしていたため、裁判所は、リュさんの健康状態が死亡に影響を与えた可能性があると指摘し、被害者と病院側の共同責任を認めたのである。

しかし、この事件が中国国営メディアにより報道されると同時に、SNS上では再生回数が5,000万回を超え、病院側の対応に関する物議を醸しているという。

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