ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がMLB史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成したホームランボールが台湾で展示された。
14日、MLB機構は、50号のホームランボールが台湾・台北のランドマークである「101ビル」で一般公開が始まったと伝えた。
記念すべき50号は9月20日に敵地ローンデポ・パークで行われたマイアミ・マーリンズとの7回表に放たれ、大谷はMLB史上初の「50本塁打、50盗塁」という快挙を成し遂げた。
関係者は「台湾の人気スポーツは野球だ。展示を見た子どもたちが夢と希望をもらい、日本と台湾の交流を深めるきっかけになればよいだろう」と語った。
このボールを手に入れた「クリス・ベランスキー」と名乗る男性は、ドジャースが提示した30万ドル(約4,350万円)の交換条件を拒否し、オークション会社「ゴールディン」にボールを出品した。
その後、台湾の投資会社「UCキャピタル(優式資本)」が野球ボールとしては史上最高額となるおよそ6億6,600万円で落札した。
一方、オークションでの落札者や落札額は円滑に決定したが、権利者が決まるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
18歳の野球ファン、マックス・マタスが、自分がキャッチしたボールをベランスキーがむりやり奪い取ったとして訴訟を起こしたためだ。
さらに他にもボールの所有権を主張しているファンが存在するという。