面識のない女性に違法で、自身の子供を渡した30代の男に執行猶予判決が下された。
韓国で面識のない女性に違法で新生児を養子縁組した30代の男に執行猶予判決が下された。
15日、大田(テジョン)地方裁判所刑事11単独(チャン・ミンジュ部長判事)は、児童福祉法違反(保護責任者遺棄)の容疑で起訴された30代の男に対し、懲役1年、執行猶予2年を言い渡した。
昨年2月9日、被告は大田市中区にある産婦人科で妻が出産後、新生児の出生届を出さず、違法で養子縁組を行おうとし、保護責任者遺棄の疑いで起訴された。
被告夫婦はオンラインコミュニティで子供の養父母を募集する投稿を行い、投稿を見て連絡してきた女性に新生児を引き渡した。
夫婦と女性には一切面識がなく、女性の身元も特定されていないため、現在、新生児の所在は不明のままだ。
法廷に立った被告は「過去の誤った選択により法廷に立っているが、恥ずかしさで顔を上げることもできない。裁判後は一生懸命子どもを探し、一生謝罪しながら生きていく」と情状酌量を求めた。
裁判所は「被告が犯行を認めて反省している点、考慮すべき様々な事情があることなどを勘案し、量刑を決定した」と判決理由を述べた。