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2024年12月22日日曜日
ホームトレンドタイタニック号700人の命の恩人に贈られた懐中時計、112年の時を経て驚きの3億円で落札! 船長に贈った「あの大富豪の妻」の物語とは

タイタニック号700人の命の恩人に贈られた懐中時計、112年の時を経て驚きの3億円で落札! 船長に贈った「あの大富豪の妻」の物語とは

引用:聯合ニュース

タイタニック号の乗客700人以上を救助した客船カルパチア号の船長が、生存者から贈られた18金製の懐中時計が、オークションで約3億円で落札された。

17日(現地時間)、海外メディア「AP通信」によると、タイタニック号の乗客を救助したRMSカルパチア号のアーサー・ロストロン船長が、生存者から贈られたティファニー製18金の懐中時計が、オークションで156万ポンド(約3億円)で落札された。

この時計は、タイタニック号沈没事故で亡くなった米財界の大物ジョン・ジェイコブ・アスター4世の妻ら、3人の生存者がロストロン船長に贈ったものだ。惨事から生還したマデリーン・アスターは、ニューヨークのマンハッタンの5番街にある邸宅でロストロン船長と昼食を共にした際、この時計を贈ったとされる。時計には生存者のマデリーン・アスター、ジョン・B・セイヤー夫人、ジョージ・D・ウィドナー夫人の名前とともに、「3人の生存者から感謝を込めて」という文言が刻まれている。

ロストロン船長は1912年4月15日未明、タイタニック号の遭難信号を受け、地中海に向かっていたカルパチア号の航路を緊急変更し、20隻以上の救命ボートから700人以上の乗客を救助した。その功績により、ロストロン船長は英雄として称えられ、当時の米大統領ウィリアム・ハワード・タフトから議会名誉勲章を、ジョージ5世英国王からは騎士の称号を授与された。

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