誰にでも初めての瞬間があるもの。ここには、生まれて間もなく、初めてよちよち歩きを始めた赤ちゃんミーアキャットたちがいる。
彼らは歩き始めた途端、本能的に二本足で立ち上がり、見張りの方法を学び始めたという。本能的な役割を果たすために、見張りの練習をする赤ちゃんミーアキャット。その愛らしい姿は、見る人々の心をほっこりとさせる。
このエピソードの舞台はオーストラリア・シドニーのタロンガ動物園（Taronga Zoo）。タロンガ動物園は、SNSを通して、生まれたばかりの赤ちゃんミーアキャットたちの可愛らしい日常を公開した。
写真には、父ミーアキャットのマプトと母ミーアキャットのナイロビの間に生まれた赤ちゃんたちの姿が映し出されていた。
生後1か月足らずで初めて外の世界を見た赤ちゃんたちは、驚くべきことに、自然と二本足で立ち上がり、見張りの仕方を学び始めたという。
飼育員のコートニー・マホニー氏によると、「初めは新しい環境を怖がっていたものの、親の励ましに支えられながら徐々に適応していった」とのことだ。
日々成長する赤ちゃんミーアキャットたち。病気にかからず、健やかに育つことを願いたい。
なお、ミーアキャットの赤ちゃんは生まれたての頃は、わずか数十グラム程度しかない小さな体をしているという。
最も興味深いのは、ミーアキャットの特技である二本足で立ちながら見張りをする動作を、自然と練習していることだ。動物の世界は本当に奥深い。
ミーアキャットは、その小さくて愛おしい見た目から草食動物だと思われることも少なくない。しかし、その可愛いらしい外見とは違い、主にクモやバッタなどの昆虫を捕食する雑食性動物である。
短い足で一歩一歩歩きながら、見張りの方法を覚えようとする赤ちゃんミーアキャットたち。これからも、彼らが元気に成長していく姿を見守りたいと思わずにはいられない。
