海外のZ世代が嫌う「コーヒーのドーム蓋」
最近、TikTokなどのプラットフォームで注目を集めている動画がある。それは、アメリカのZ世代がアイスコーヒーをテイクアウトする際に顔をしかめる様子を収めた動画だ。彼らがこのような不快な表情を見せる理由は、コーヒーの味ではなく、カップの蓋のせいだという。
今月17日、各種オンラインコミュニティで海外のTikTokerたちによる様々な動画が話題を呼んだ。
動画には「平らな蓋ではなくドーム蓋を受け取った時…」といったコメントとともに、ドーム蓋がかぶせられているコーヒーを見て絶叫する外国人たちの様子が映し出されていた。また、他の動画には「ドーム蓋がZ世代の一日を台無しにする」といった内容のコメントも見られるほどだった。
さらに、これらの動画には「平らな蓋をくれ」、「ホイップクリームもないのになぜドーム蓋なんだ」、「平らな蓋はシンプルでモダンなイメージだが、ドーム蓋だとコーヒーが安っぽく見える」などのコメントが寄せられているという。
彼らがドーム蓋をこれほどまでに嫌がる正確な理由は分からないが、以前からホイップクリームがないにも関わらず、ドーム蓋を使用することを嫌がる人は多かったと言われている。
ドーム蓋は、飲料の上にホイップクリームをのせても蓋をかぶせることができるように考案されたものである。通常、ホイップクリームをのせない場合は平らな蓋を使用するのだが、コスト削減のためにドーム蓋のみを使用しているカフェも多くあるという。
しかし、ドーム蓋はストローを挿す穴が大きいため、クリームのない一般的な飲料に使用すると中身がこぼれるリスクが高くなる。そのため、若者の間でドーム蓋が不便だという意見が挙げられているのだ。この動画に対し、ネットユーザーの反応は大きく二つに分かれていたという。
「ドーム蓋は容量が大きく見えるだけ」、「平らな蓋の方が使いやすい」、「ドーム蓋のせいで、アイスコーヒーをこぼしたことがある」と共感する人々がいる一方で「ドーム型なら飲料をより多く入れられるから良い」、「どの点が不便なのかよく分からない」と疑問を呈する意見も見られた。