自身の車を破損した泥酔女性、同日夜には飲酒運転
泥酔した30代女性が、道路の真ん中で自身の車を破損したのだが、同日の夜に再び飲酒運転で摘発された。
先月22日、韓国ソウル冠岳(クァナク)警察署は、酒に酔って自身のベンツを破損するなどの暴行を加えた30代女性Aに対し、道路交通法違反の容疑で逮捕状を請求したと発表した。
A氏は今月21日午後6時37分頃、ソウル冠岳区内の道路で約3.4kmにわたり飲酒運転を行った疑いが持たれている。当時Aの血中アルコール濃度は、免許取り消し基準を超える数値だったことが判明した。
同日午前8時頃、冠岳区新林洞付近の道路で自身のベンツを停車させたAは、運転席から降りてサイドミラーを蹴ったり、携帯電話でトランクを何度も叩くなど、激しく暴れた。その後も、他の車の運転手や通行人に暴言を吐くなどの、攻撃的な態度を見せたという。
うつ病、間欠爆発症、アルコール依存症の既往歴が確認
警察によると、逮捕時に免許取り消しレベルの飲酒状態だったAは、過去に統合失調症で入院歴があると供述。実際に、うつ病や間欠爆発症、アルコール依存症を患っていたことが確認された。
警察関係者は「犯罪の重大性、再犯の可能性、逃亡の恐れなどを考慮し、逮捕状を請求するとともに、車両の押収令状も請求した」と述べた。
なお、韓国では飲酒運転を行った場合、以下の基準に基づいて厳しく処罰される。
血中アルコール濃度が0.2%以上の場合、2年以上5年以下の懲役、または1,000万ウォン(約110万円)以上2,000万ウォン(約220万円)以下の罰金が科せられる。0.08%以上0.2%未満の場合は、1年以上2年以下の懲役、または500万ウォン(約55万円)以上1,000万ウォン(約110万円)以下の罰金が科せられる。さらに、0.03%以上0.08%未満の場合は、1年以下の懲役、または500万ウォン(約55万円)以下の罰金が科される。