冬になると、電気自動車テスラの実際の走行距離がメーターに表示さえる値よりも20%以上短くなることが明らかになった。
韓国消費者院は26日、夏冬の異なる条件下で電気自動車3大ブランドの車、3種類(現代自動車アイオニック5、起亜EV6、テスラモデル3)の実際の走行可能距離の試験評価結果を発表した。
試験結果によると、実際の走行可能距離は車両メーターに表示される距離と異なり、季節や気温によっても大きく変動した。
気温の低い冬季には、電気自動車の走行可能距離が常温と比べ13~24%低下することが判明し、メーター表示の走行可能距離と比べると最大21%短くなるケースもあった。
具体的な数値を見ると、常温条件(18℃)でメーター表示の走行可能距離と実際の走行可能距離を比較した結果、起亜EV6と現代自動車アイオニック5には差がなかったが、テスラモデル3は6%短かった。
冬季の低温条件(-1℃)では、メーター表示に対し実際の走行可能距離が起亜EV6が6%(22km)、現代自動車アイオニック5が10%(35km)、テスラモデル3が21%(120km)減少した。
常温と比べ、冬季環境での走行可能距離は、起亜EV6が22%、現代自動車アイオニック5が24%、テスラモデル3が13%減少した。
消費者院は一連の結果を確認し、3社のメーカーに改善策の策定を求めた。また、消費者院は消費者に対し、長距離運転の際には充電スポットの位置を事前に確認し、余裕を持って充電するよう呼びかけた。