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2024年11月29日金曜日
ホームトレンド「息子の白衣を守りたい」40年のヘビースモーカーだった父が決断…医師の息子に腎臓提供のため禁煙を決意

「息子の白衣を守りたい」40年のヘビースモーカーだった父が決断…医師の息子に腎臓提供のため禁煙を決意

息子に腎臓移植するため禁煙した父親

愛する息子の未来のため、40年間挑戦すらできなかった禁煙に成功した父親の心温まるエピソードが伝えられた。

今月20日(現地時間)、マレーシアのメディア「ハリアン・メトロ」(Harian Metro)が、マレーシア人男性アユブ・アブドゥル・ガニ(61歳)の物語を報じた。

彼の息子、医師モハメド・ジュルキフリ(27歳)は、腎不全を患っていた。2020年、持続的な嘔吐やめまいなどの症状が現れたジュルキフリは、末期腎不全(ステージ5)と診断された。

大学卒業まで透析を受けながらも勉学を続け、無事に卒業。2023年6月に医師となった。しかし、症状が次第に悪化し、腎臓移植が必要な状況に陥った。この事態を知った父親は、腎臓提供を決意した。医師となった息子が、患者を治療し続けるという夢を叶えられるようにするためだった。しかし、移植のためには、40年間吸い続けてきたタバコをやめる必要があった。困難な道のりではあったが、息子のことだけを考え、禁煙に成功。息子への腎臓提供を実現することができた。

ジュルキフリは「3年前に母が腎不全で他界した。母は私の動機となった。母が決して人生を諦めなかったことを思うと、私も簡単に諦めてはいけないと思った」と語った。

長期間の治療を受けながらも、病院で患者を看護し、1度も弱音を吐くことはなかったという。ジュルキフリは「父に感謝している。私の経験を通じて、患者たちが病気と闘う自信と勇気を持てるよう、これからも励まし続けていきたい」と述べた。

禁煙に成功し、息子に腎臓を提供した父親のエピソードは、多くのネットユーザーの心を打っている。

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