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2024年12月04日水曜日
ホームトレンド寝袋を切って脚に巻きつけ…マイナス20度のロッキー山脈で20歳男性が5週間生還!「ベテランでも困難」と救助隊も驚愕

寝袋を切って脚に巻きつけ…マイナス20度のロッキー山脈で20歳男性が5週間生還!「ベテランでも困難」と救助隊も驚愕

カナダのブリティッシュコロンビア州でロッキー山脈に単独で入山し、行方不明となっていた20代の男性が、5週間後に発見され救助されたと英国BBCが28日(現地時間)に報じた。

報道によると、今年20歳のサム・バナースティックは、北部ロッキー山脈のレッドファン・ケイリー公園地域に10日間の予定で釣りとハイキングの旅に出かけた後、行方不明になっていたが、5週間が経過した26日、レッドファン・レイクトレイルで発見された。

出勤途中の2人が、対向してきたバナースティックを行方不明者だと気づき、当局に通報した。

発見当時、バナースティックは体温維持のため寝袋を切って脚に巻きつけており、ほぼ倒れそうなほど疲弊した様子だったという。

バナースティックが行方不明になっていた地域は、最寄りの町からも数時間以上離れた険しい僻地で、なだらかな丘陵地帯、急峻な山岳地帯、氷河が続いているとされる。

救助隊と家族は広範囲にわたり航空・地上捜索を行ったが、氷点下20度にまで下がる過酷な環境の中、先月末に捜索を中断していた。

王立カナダ騎馬警察(RCMP)のマドンナ・ソンダーソン氏は、行方不明期間や気象条件を考慮すると最悪の事態も懸念されたが、バナースティックの無事帰還に家族は大喜びしていると語った。

バナースティックは警察に対し、最初の数日間は車内で過ごし、その後小川沿いに移動。所持していた防水シートやリュックサック、キャンプ用品を使って10~15日ほどキャンプ生活を送ったと証言した。

その後、渓谷の下に降りて乾いた川床で身をしのぎ、天候が回復したのを機に移動を始め人と出会うことができたと話した。

プリンスジョージ捜索救助隊のアダム・ホーキンス氏は、限られた物資と装備、食料を考慮すると、ベテランでも生存が困難な状況で、バナースティックが生還したことに驚きを示したとBBCは伝えた。

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