昨季のイングランド・プレミアリーグでマンチェスター・シティを4連覇に導いたジョゼップ・グアルディオラ監督が、指導者としてキャリア最大の危機に陥っている。
首位・リバプールとの重要な一戦で0-2の完敗を喫したグアルディオラ監督は、自身初の公式戦7戦未勝利と指導者として最大の危機に直面している。
2日(日本時間)リバプールのホーム・アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第13節、リバプール対マンチェスター・シティは、リバプールのオランダ代表ガクポが前半12分に先制ゴールを決めると、後半33分にはリバプールのエース、サラーがPKで試合を決定づけた。
リバプールが終始試合を支配し、2-0で完勝した。
リバプールはリーグ第4節以来負けなしで首位の座をキープ、2位アーセナルとの勝ち点差を「9」に広げた。
一方、マンチェスター・シティはリーグ4連敗でリバプールとの勝ち点差は「11」に広がり、5位に転落した。
グアルディオラ監督にとって、公式戦7戦未勝利だけでなく、リーグ4連敗もキャリア初となる屈辱的な記録だ。
グアルディオラ監督はこれまでプレミアリーグを6度制覇した名将だが、試合中に両チームのサポーターから非難のチャントを浴びせられると、静かにするようジェスチャーをした後、指で「6」を示して応戦した。
しかし、直近の戦いぶりはマンチェスター・シティ時代の終焉が近づいているかのようだ。
バロンドールを受賞したスペイン代表ロドリの負傷離脱以降、不調が続くマンCが未勝利の泥沼を脱出できるのか、次の試合に注目が集まる。