給湯室の共用お菓子を隠して食べたり、トイレで密かに食事をするなど、時と場所を選ばない同僚の行動に悩む職場の事例が報告された。
6日、韓国の番組、JTBC『事件班長』によると、会社員A氏は「職場の女性社員が美味しいお菓子を見つけると、密かに持ち去ってしまう」と述べ、「ある社員が有名なお菓子を買ってきて給湯室に置いたが、しばらくするとそのお菓子が消えた。そのお菓子は女性社員の収納棚に隠されていたことが後々明らかになった」と語った。
さらに「別の同僚によると、以前にも似たような出来事があったという。退社前にその女性社員が給湯室に立ち寄った後、お菓子セットがなくなっていたそうだ」と付け加えた。
A氏はまた「会社のトイレは個室が2つしかないが、トイレに行くたびに隣の個室からお菓子やラーメンなどの食べ物の匂いが漂ってきた」と述べ、「この女性社員が扇風機まで持ち込んでトイレで密かに食事をしていたことが判明した」と明かした。「最初は『給湯室で食べると匂いが気になるのかもしれない』と思っていたが、こういった行動が1日に2、3回も繰り返されると次第に理解できなくなった」と語った。
A氏は、「この件について指摘すると、食べること自体に文句を言っていると思われそうで難しさを感じている。しかし、黙って見過ごすこともできない」と訴えた。
この事例を聞いたパク・ジフン弁護士は「給湯室のお菓子は共用品であり、その場で食べるべきものだ。たとえお腹がいっぱいで食べられなくても、持ち帰る行為は許されない」と指摘した。さらに、「その同僚と話し合いの場を設けるべきだ。トイレで食事をする行動は理解しがたいもだが、事情を聞き、納得のいく説明を求める必要がある」と述べた。
ヨン・ジヨル弁護士も「現在の状況は正常とは言えない。どんなに食べたくてもトイレでラーメンを食べる行為は想像し難い」とし、「より深刻な事態になる前に注意を促すべきだ」との見解を示した。
一方、心理学者のパク・サンヒ教授は、「その社員は摂食障害を抱えている可能性がある。食べ物に対する自制が効かず、指摘されても本人は苦しむだろう」とし、「二人で話し合い、摂食障害の可能性や行動の理由を優しく聞き出すことには賛成だが、単なる食欲の問題として追い詰めるのは残酷だ」とアドバイスした。
この事例を知ったネットユーザーからは、「共用のお菓子を隠すなんて厚かましい」、「それは窃盗なのでは」、「トイレで食事をするなんて不衛生すぎる」、「医学的な対応が必要なケースかもしれない」などの声が寄せられた。