インテル・マイアミに所属するサッカー界の生きる伝説、アルゼンチン代表リオネル・メッシ(37)が、MLS(メジャーリーグ・サッカー)の今シーズンのMVPに選出された。
7日、MLSは「メッシが『ランドン・ドノバン・MLS・MVP』に選ばれた」と発表した。
2023年7月にインテル・マイアミに加入したメッシだが、初めて年間を通して戦った今シーズン、個人最高の名誉を手にした。
なお、この賞はアメリカ代表の最多得点記録を持つレジェンド選手、ランドン・ドノバンの名前を冠している。
メッシは主将としてインテル・マイアミに初めて「サポーターズ・シールド」のタイトルをもたらした。
「サポーターズ・シールド」はレギュラーシーズンの最多勝ち点チームに与えられるタイトルで、インテル・マイアミが記録した勝ち点74は史上最多勝ち点記録を更新した。
MLSのMVPは選手、クラブスタッフ、メディアの投票で決定する。
メッシは得票率38.43%でMVPに輝いた。クラブスタッフ投票では、得票率33.7%で2位に入ったコロンバス・クルーのコロンビア代表クチョ・エルナンデスに軍配があがったが、選手、メディア投票ではメッシが上回った。
今回の受賞は南米出身選手としては10人目、アルゼンチン出身選手としては2006年のクリスチャン・ゴメス、2008年のギジェルモ・バロス・スケロット、2017年のディエゴ・バレリ、昨年のルチアーノ・アコスタに続き、5人目の受賞となった。
2023年7月にインテル・マイアミに加入したメッシは、今シーズン、怪我やコパ・アメリカ出場のため、出場時間が限られていたにもかかわらず、19試合で20得点16アシストを記録し、チームの躍進に大きく貢献した。
プレーオフでは1回戦で早々に敗退し、優勝を願うファンの期待通りにはならなかったが、メッシの存在感はチーム力を一変させた。
メッシ加入前は下位に低迷することが多かったマイアミだが、彼の活躍により今年はタイトルも獲得することができた。