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2024年12月22日日曜日
ホームトレンド値上がり続ける「観賞用の王様」孔雀、2年で倍増も…プロが語る「誰も教えてくれない」飼育の現実

値上がり続ける「観賞用の王様」孔雀、2年で倍増も…プロが語る「誰も教えてくれない」飼育の現実

観賞用の鳥である孔雀の価格に注目が集まっている。2020年のアジア・トゥデイの報道によると、孔雀の分譲価格は約15万ウォン(約16,000円)から20万ウォン(約21,000円)の間だったが、最近ではオンラインコミュニティや中古取引サイトで、30万ウォン(約32,000円)から40万ウォン(約42,000円)に上昇しているという。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容とは一切関係ありません
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孔雀の価格上昇の原因

孔雀の価格上昇の主な原因は、物価の上昇と飼育費用の増加だ。近年の継続的な物価上昇に伴い、孔雀を含む様々な動物の管理コストも上昇している。孔雀は繁殖や管理が非常に難しく、多くの資源と時間を要する。特に孔雀は孵化が困難であり、繁殖には広いスペースと長い時間が必要となる。

孔雀の品種と特徴

孔雀は主にジャワ孔雀とインド孔雀の2つの主要品種に分けられる。ジャワ孔雀のオスは華麗な花弁状の装飾羽と、約60cmに及ぶ尾羽を誇り、繁殖期にはこの羽を広げてメスに求愛行動を行う。ジャワ孔雀のこの華やかな羽と色彩は、孔雀特有の美的魅力をより一層引き立てる。

一方、インド孔雀はジャワ孔雀より小型で、翼長は約50cmと、尾羽も比較的短い。インド孔雀のオスは青い首と青銅色の体が特徴で、インドの国鳥としても知られている。改良品種として白孔雀(白色孔雀)や黒孔雀(黒色孔雀)も存在するが、これらの取引は稀である。

孔雀分譲時の注意事項

孔雀を分譲受ける際には、いくつかの重要な点を必ず考慮する必要がある。孔雀は尾が長く、広げると半径が約2mにもなる。そのため、広い飼育スペースが必須だ。ペアで飼育する場合、飼育場の高さは2.5m、広さは13m²(約4坪)以上が繁殖に必要となる。飼育場内には低い止まり木を設置し、床には砂を厚めに敷き、産卵時に卵が割れないようにする必要がある。

インド孔雀は寒さに強く特別な保温は不要だが、ジャワ孔雀は保温が必要な動物であるため、保温設備の整った飼育場での飼育が望ましい。また、孔雀は日照量が多いほど健康に良いため、飼育場は南向きに設置し、床は常に乾燥させておくことが重要である。孔雀は湿気を嫌うため、適切な湿度管理が必須だ。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容とは一切関係ありません
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