9日(現地時間)、中国メディア「Xiaoxiang Morning Herald」によると、青海省の東台吉及爾湖を訪れた観光客のユアンさんが、ドローン事故により顔と鎖骨付近が負傷した。事故当時、ユアンさんは湖畔を歩きながら写真や動画を撮影していたところ、突然飛んできたドローンが顔に衝突した。
この事故の様子は、ユアンさんの恋人がスマートフォンで撮影しており、ドローンが顔を激しく叩いた後に地面に墜落する瞬間が記録されている。
ユアンさんは、つば広ハットとサングラスを着用していたため、大きな怪我は免れたものの、事故後はドローン恐怖症を訴えている。現在、ドローン会社と連絡を取り、事故を起こした操縦者を特定しようとしている。
この事故が報じられると、中国のオンライン上ではドローンに関する類似の体験談が続々と寄せられた。ネットユーザーたちは、ドローンのプロペラの鋭さや高速回転が深刻な怪我を引き起こす可能性があると懸念を示し、一部のユーザーは髪の毛がプロペラに絡まり抜けた例や、顔や手に負傷した写真を公開した。
中国では2021年6月からドローンの実名登録制を導入しているが、事故は依然として頻発している。今年8月には雲南省楚雄市で、登録されていないドローンを飛行させ、観光客2人を負傷させた操縦者が摘発され、2,500元(約5万2,000円)の罰金が科された。