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2025年01月19日日曜日
ホームトレンド「たった1回の不運な事故」で左目を失った若きモデル…網膜剥離の見逃せない初期症状と、知っておくべき深刻リスク

「たった1回の不運な事故」で左目を失った若きモデル…網膜剥離の見逃せない初期症状と、知っておくべき深刻リスク

引用:ザ・サン
引用:ザ・サン

友人にバッグが目に当たり網膜剥離。最終的に失明に至った女性の衝撃的な体験が明らかになった。

友人が持っていた高級バッグが目に当たり、視力を失った女性の悲劇的な事例が紹介された。問題のバッグのストラップには「D」の文字が刻まれた金属パーツが付いていたという。

英紙「ザ・サン」の報道によると、この事件は2021年5月、米国コロラド州に住むモデル、ジェネビーブ・ブルースター(24)が友人たちと外出した際に発生した。

友人がバッグを肩にかけようと腕を後方に動かした際、背後にいたジェネビーブの目にバッグのストラップが当たり、負傷した。事故後、ジェネビーブは病院を訪れたが、医師は「傷は浅く、接着剤での処置で十分」と診断した。帰宅後は特に注意事項を守るよう指示された。

しかし、数日後から視界に閃光が見え始め、浮遊物が見えるような異常を感じるようになった。そして、5月の事故から7カ月後の2021年12月には左目の視力を完全に失った。医師の診察結果により、網膜の4分の3が剥離していることが判明した。

ジェネビーブは、網膜剥離を治療するために9回の手術を受けた。網膜を固定するための強膜バックリング術や、濁った硝子体を取り除いて透明な液体に置き換える硝子体手術などが行われた。しかし、2023年10月には白内障を発症。最終的に2024年9月には網膜が完全に剥離し、左目の視力を失った。

彼女は「もっと早く治療を受けていればと毎日後悔している」と心情を吐露し、「スキーが大好きだったけれど、それ以外の楽しみを見つける努力をしている」と語った。

網膜剥離は身近な疾患

網膜剥離は眼球の後部にある薄い膜「網膜」が眼球内壁から剥がれる疾患だ。網膜が剥がれると栄養供給が絶たれ、視細胞の機能が徐々に低下する。治療が遅れると不可逆的な損傷を受け、失明に至るケースもある。網膜剥離は、毎年1万人に1人程度が発生する疾患だ。

網膜剥離の主な原因は「網膜裂孔」と呼ばれる網膜にできる穴にある。眼球内を満たしている硝子体は、高度近視や加齢によって液化し、空隙が生じると網膜から分離する。この過程で硝子体が網膜を引っ張り、網膜に裂け目や穴ができることがある。その裂け目から液体が流れ込むことにより、網膜が剥がれる原因となる。さらに、強度近視の人や家族歴がある人、眼科手術を受けた経験がある人は特に発症しやすい。また、眼球への強い衝撃や外傷も網膜剥離のリスクを高める要因とされている。症状としては、視界に浮遊物が見える飛蚊症、閃光視、視野欠損などが挙げられる。

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