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2025年01月19日日曜日
ホームトレンド5.6万個の恒星観測で判明!「100年に一度の太陽スーパーフレア」発生確率が予想以上に高かった

5.6万個の恒星観測で判明!「100年に一度の太陽スーパーフレア」発生確率が予想以上に高かった

太陽に似た恒星で100年周期で巨大爆発「スーパーフレア」が発生するという研究結果が発表された。科学者らは次の太陽フレアを正確に予測することはできないものの、スーパーフレアが発生する可能性が予想以上に高いと警戒を呼びかけた。

12日(現地時間)ドイツのマックス・プランク太陽系研究所のバレリー・バシリエフ氏らの研究チームがこの結果を国際学術誌「サイエンス」で公表した。

スーパーフレアは太陽に似た恒星での活動が激化し、膨大な量の高エネルギー粒子や放射線などを爆発的に放出する現象だ。通常の太陽フレアの1万倍ものエネルギーを放出し、過去の研究では数千年に一度発生すると推定されていた。太陽フレアは、太陽表面の磁場が絡み合い、切断される際に放出される放射線の爆発である。

研究チームは、NASAのケプラー宇宙望遠鏡を用いて2009年から2013年の間に太陽に似た恒星「56,450個」のデータを分析し、2,889個のスーパーフレアを観測した。研究チームは「このデータは太陽を22万年間観測したのと同等レベルである」と説明した。分析の結果、太陽に似た恒星は約100年に一度の頻度でスーパーフレアを起こしていることが判明した。

研究チームは「太陽に類似した恒星がスーパーフレアを発生させうることが確認された」とし、「スーパーフレアがコロナ質量放出(CME)と同時に発生した場合、地球で極端な地磁気嵐を引き起こす可能性がある」と警告した。さらに、今回の研究結果は、次のスーパーフレアの発生時期を示すものではないが「これまで以上に警戒が必要だ」と強調した。

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