高速道路で目撃された電動車椅子の高齢者
電動車椅子で高速道路に乗った高齢者が、驚異的な速度で走行する姿が目撃されたという報告があった。
19日、オンラインメディア「巴士的報(Bastille Post)」の報道によると、目撃者のAさんは最近、中国海南省(Hainan)の高速道路で衝撃的な光景を目にしたという。黒い服に赤い野球帽をかぶった高齢男性が、電動車椅子に乗ったまま高速道路に侵入したのだ。Aさんが公開した動画には、その高齢者が驚くべき速さで道路沿いを走行する様子が映されている。安全装備なしで高速道路に乗った高齢者が、他の車両と衝突しないかヒヤヒヤする場面も見られた。
時速80kmの自動車と、ほぼ同速で走行
Aさんは「ある高齢者が車椅子に乗ったまま、猛スピードで走っていた」と述べ、「ナビを起動したのか、スマートフォンを見ていた」と説明した。さらに「私は時速80km程度で走行していたが、彼とほぼ同じスピードだった」と語り、「一般道を走るバイクよりも速かった」と明かし、驚きを隠せない様子だった。
この高齢者は、ナビの指示に従っているうち、気づかず高速道路に入ってしまったと推測される。彼は出口を探すため、ずっとナビを確認し続けていたという。
この動画を見たネットユーザーからは、車椅子の高速道路走行が違法であるにもかかわらず、どのようにして料金所を通過できたのかという疑問の声が上がった。また、電動車椅子が時速80km近くまで出せるのか、高齢者が車椅子を改造したのではないかなど、様々な疑問が寄せられた。
コメント欄には「小さな石ころでも踏んでいたら、大事故になっていた」、「なぜ誰も通報しなかったのか」、「誤って高速道路に入ってしまったのだろう」などの反応が見られた。