がんと闘う息子を見捨て、不倫した嫁
がんで闘病中だった息子を放置して不倫していた嫁に、義母の財産が相続される可能性があることが判明した。
先日20日、韓国のYTNラジオ『チョ·インソプ弁護士の相談所』で、財産相続に関する悩みを抱えるA氏の話が取り上げられた。夫を亡くした後、一人息子を育ててきたA氏は、結婚資金や複合施設型マンションを息子に提供し、財産を譲渡してきたという。
しかし、息子が肺がんと診断され、家族の平穏な日常は一変した。A氏は息子の看病に専念する一方で、嫁のB氏は忙しいとの理由で病院をほとんど訪れなかった。さらに後になって、B氏が夫の闘病中に不倫していたことが明らかになった。
A氏は嫁が他の男性と車から降りるのを目撃したが、息子の体調を考慮し、あえて知らないふりをした。しかし息子が亡くなると、嫁は「新たな人生」を宣言し、堂々と振る舞った。その後、嫁のカカオトークのプロフィール写真に新しい恋人と思われる人物が写っているのを見たA氏は、怒りと不安を抑えきれなかった。
息子の死後、相続問題に直面
A氏は嫁が法的に家族として残っている以上、自身の財産が相続される可能性を懸念し、法的助言を求めた。
これに対して、イ・ジュンホン弁護士は「息子が亡くなった後も、A氏と嫁の姻族関係は法的に維持されており、嫁には代襲相続人としての資格がある」と説明した。
代襲相続人とは、本来の相続人となるべき直系卑属が死亡したり、相続欠格事由に該当する場合に、その者に代わって相続を受ける者を指す。イ弁護士は「嫁が再婚しない限り、姻族関係を任意で解消することはできず、その結果、相続権も維持される」と述べた。
ただし、財産相続を防ぐ手段もあるとされた。イ弁護士は「財産を第三者に贈与したり寄付することで相続を制限できる」と助言した。
この方法を利用すれば、嫁が財産を相続することを防ぐことが可能だという。法律の専門家らは、相続問題を事前に準備することで紛争を未然に防ぎ、正確な法的助言を基に財産分配計画を立てることが重要だと指摘している。