中国氷祭りで「血痕」発見
「氷の都」として知られる中国黒竜江省ハルビンで、冬の王国を彷彿とさせる「ハルビン氷雪大世界」が開催された。しかし、展示された氷の彫刻に血痕や髪の毛が付着しているのが発見され、その原因が話題を呼んでいる。
台湾メディア「ETtoday」によると、ハルビンで第26回「ハルビン氷雪大世界」が21日に開幕した。会場は約100万㎡の広さを誇り、30万㎥(約3億リットル)の氷雪が使用されている。
氷点下22度の厳しい寒さの中、開幕初日には4万人以上が訪れた。特に全長521メートルの氷の滑り台は人気を集め、午前3時から行列ができるほどだった。予想を超える人出により、予定されていた午前10時の開場時間は急遽午前7時30分に繰り上げられた。
そんな中、美しい氷の彫刻の各所で血痕が発見され、一部には髪の毛が付着している場所もあった。これは一部の来場者が好奇心で氷の彫刻やつららを舐めた際に舌がくっつき、出血したことが原因と判明した。
氷に舌がくっついた際の正しい対処法
ハルビン第一病院救急科の医療スタッフによると、「一般的に氷の彫刻を舐めて舌がくっつき、来院する患者の多くは他地域からの観光客だ」とし、「舌が氷にくっついた場合、無理に引き剥がそうとせず、氷の表面にミネラルウォーターをゆっくりとかけて溶かすのが適切だ」と説明した。さらに、「出血や痛みがある場合は、速やかに病院で診察を受けるべきです」と注意を呼びかけた。