サウジアラビアのアル・ナスルに所属するクリスティアーノ・ロナウドが、フランスのトップリーグである「リーグ・アン」より「サウジ・プロ・リーグ」が優れていると主張した。
28日(日本時間)英大衆紙「デイリー・メール」などの海外メディアによると、ロナウドはUAEのドバイで開催された「グローブ・サッカー・アワード2024」で中東最優秀選手賞を受賞後、「サウジアラビアのリーグがフランスのリーグよりレベルが高い」と語ったという。
ロナウドは「フランスには際立ったチームがパリ・サンジェルマンしかない」とし、「(サウジアラビアで)40度近い高温の中でプレーしてみたらわかるだろう」と言い放ち、サウジ・プロ・リーグがより競争力のあるリーグだと説明した。
ロナウドは過去にもサウジ・プロ・リーグはリーグ・アンよりレベルが高いと主張してきた。
「正直、サウジアラビアのリーグがフランスのリーグに劣っているとは思わない」とし、「フランスには競争力のあるチームが2、3チームしかないが、サウジアラビアは全体的に競争力がある」と語ったこともある。
ロナウドの主張に対し、リーグ・アンはX(旧Twitter)の公式アカウントに2022FIFAワールドカップ・カタール大会でリオネル・メッシがプレーする写真を投稿し、「38度の暑さの中でプレーするメッシ」とコメントを添え、反発した。
これはロナウドがサッカー界最高の名誉であるワールドカップ優勝を逃し続けていることを皮肉った内容だ。
トッププレーヤーとして、比較対象にあげられることも多いメッシとロナウドだが、ともにワールドカップのトロフィーとは縁がなかった。
しかし、メッシはアルゼンチン代表としてカタール大会でついに優勝を果たし、長年の夢を実現した。
なお、メッシは2021年から2023年までリーグ・アンのパリ・サンジェルマンに所属していた。
今年39歳のロナウドはアル・ナスルのエースとして衰えを見せない活躍をしている。
今シーズンも18試合に出場し、16得点3アシストを記録し、チームの得点源として活躍中だ。
プロ通算1000ゴールの大台も照準にしているロナウドは、この日中東最優秀選手賞だけでなく、歴代最多得点賞を受賞して、2冠を達成した。
ロナウドは母国ポルトガルでプロとしてのキャリアをスタート、イングランド、スペイン、イタリアでプレーし、世界最高峰のプレーヤーとして活躍したが、フランスのチームに在籍した経験はない。