世界人口の2%未満を占める赤毛の女性が平均以上の快感を感じ、性行為の頻度も多いという研究結果が発表され、学界の注目を集めている。
先月30日（現地時間）、英紙「デイリー・メール」などの報道によると、イギリスのオックスフォード大学のアイリーン・トレイシー教授は、遺伝学者たちが赤毛の人々の変わった痛みへの反応に注目していることを明らかにした。
トレイシー教授は、赤毛の人々が熱や低温による痛みに対しては耐性が低いものの、電気ショックによる痛みにはあまり敏感でないという研究結果を指摘した。赤毛の人々は世界人口の2%未満と非常に稀少なため、彼らの特性が研究の主要な対象となっていると説明。トレイシー教授は「慢性痛は先進国における最大の問題の一つだ」と述べ、この研究の重要性を強調した。
また、医学誌「麻酔学」に掲載された報告書によると、赤毛の人々の痛みの閾値は毛髪の遺伝子変異と関連しているという。この変異は身体の感覚受容体を部分的に遮断し、痛みの種類に応じて耐性と敏感度のバランスを変化させる。
ドイツのハンブルク大学のヴェルナー・ハーバーメル博士の研究では、赤毛の女性のオーガズム率が高いことが示された。ハーバーメル博士は「赤毛の女性たちの性生活は他の髪色の女性たちよりも明らかに活発で、より多くのパートナーとより頻繁に性行為を行っていた」と説明した。2022年にチェコで行われた研究でも、赤毛の女性たちが「より高い性的欲求、より活発な性的活動、より多くの性的パートナーの数、そしてより高いレベルの性的従順さ」を示すと結論づけられた。
この研究は、110人の女性（うち赤毛34%）と93人の男性（うち赤毛22%）のデータを分析した。しかし、研究者たちはこの現象が単に遺伝的変異だけによるものではないと指摘する。「赤毛の女性は性的により開放的だ」という社会的固定観念が結果に影響を与えている可能性があるとの分析だ。