自分の髪の毛を料理に混入させて「髪の毛が入っていた」と主張し、返金を受け取った男性の行為が防犯カメラに記録され、警察に通報された。
6日、JTBCの番組『事件班長』によると、先月30日、ソウル西大門区のある飲食店で、40~50代と思われる男性がジャージャーメンを食べている際に、「料理から髪の毛が出てきた」として返金を要求したという。
男性はスープがついた髪の毛をティッシュに乗せ、「料理から出たものだ」と主張し、従業員はその言葉を信じて返金したという。しかし、その後、店主のA氏が髪の毛の色や長さが従業員のものとは異なる点に気づき、防犯カメラを確認した結果、驚くべき事実が明らかになった。
映像には、男性がジャージャーメンを食べながら自分の頭を掻き、その後髪の毛を引き抜いて器に入れる様子が映されていた。さらに、少し食べた後に後頭部から再び髪の毛を抜き、それをティッシュの上に置いて「料理から出てきた」と偽装した。男性はその後、器とティッシュを持って厨房に向かい、返金を受け取った。この事実を確認したA氏はすぐに警察に通報した。
法律専門家のパク・ジフン弁護士は、「このような行為は業務妨害罪に該当し得る」と指摘し、「食欲を満たすためではなく、ほとんど食べずに店を困らせる目的で行った場合、意図的な業務妨害とみなされる」と説明した。
ネット上では、この行為に対して「悪質な行為だ」、「店主が防犯カメラを確認して本当によかった」などと非難の声が寄せられている。