韓国ソウルにあるアパート内図書館で、わいせつ画像を表示したスマートフォンを故意に置き、職員が確認する様子を監視した男性の行為が明らかになった。
6日、JTBCの番組『事件班長』によると、この事件は昨年11月に発生し、図書館司書が被害を受けた。司書によると、出勤後に案内デスクに置かれていたスマートフォンを発見した。30分待っても持ち主が現れなかったため、中身を確認したところ、わいせつ行為を撮影した画像と動画が表示されていたという。
驚いた司書は、誤って置き忘れた可能性を考え、その場にスマートフォンを戻した。しかし翌日、同じスマートフォンが再びデスクの上に置かれ、わいせつな内容が表示されていた。この状況から意図的な行為だと確信した司書は証拠を撮影し、警察に通報。その後、男性は図書館で逮捕された。
司書によると「加害者はアパートの住民だったが、面識はなかった」と説明した。また、図書館の出入記録と管理事務所の監視カメラの映像を確認した結果、加害者が司書が出勤する前からスマートフォンをデスク上に置いている姿や、職員がそれを確認する様子を外から見ている様子が映っていたという。
この事件にショックを受けた司書は、管理事務所に対し「加害者の退去を求めたい」と伝えたが、要求は受け入れられなかった。さらに、加害者の父親は「息子は大きな間違いを犯したわけではない」と警察で発言したと伝えられた。
司書は「管理事務所の職員から『この件をあまり大きくしないでほしい』と言われた。さらに、先月突然契約終了の通知を受けた」とし、「管理事務所は被害者だけでなく他の住民の安全も考えていないと思う」と語った。加害男性はわいせつ物頒布罪で検察に送致されたが、現在は軍隊に入隊したことが分かっている。
この事件に対してネットユーザーたちは、「被害者が解雇され、加害者は軍隊?狂ってる」、「どこのアパートだ?被害者を救済するどころか解雇するなんて」、「親の対応も同じだな」「怖くて気持ち悪い」、「軍隊と地元でこの件が広まってほしい」などと憤りを表している。