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2025年01月10日金曜日
ホームトレンドアメリカ若者の禁酒トレンドで世界の酒類大手が続々と「ゼロアル」市場に殺到 市場規模はなんと6000億円

アメリカ若者の禁酒トレンドで世界の酒類大手が続々と「ゼロアル」市場に殺到 市場規模はなんと6000億円

米国のMZ世代が健康を理由に酒を控えるようになり、米国の酒類メーカーも素早く対応し、ノンアルコール飲料を次々と発売している。

CNNビジネスによると、ビール会社のクアーズは2019年に「モルソン・クアーズ・ビバレッジ」に社名を変更後、ノンアルコールビール「ペローニ0.0%」や無糖のエナジードリンクなどを発売した。同社のノンアルコール製品を担当しているケビン・ニッツ副社長は、ノンアルコール飲料部門の売上が過去1年間で米国において約70%増加したと述べた。競合のアンハイザー・ブッシュ・インベブも、バドワイザーゼロ、ステラ・アルトワ0.0%、コロナ・セロ、ミケロブウルトラゼロなどノンアルコールビールの製品ラインを拡大している。

蒸留酒やワインメーカーもノンアルコール製品の生産を拡大中だ。ジョニーウォーカーなど200以上の酒類ブランドを持つディアジオは昨年9月、ノンアルコール蒸留酒ブランドの「リチュアル・ゼロ・プルーフ」を買収した。ペルノ・リカールは昨年ノンアルコール・ジンを発売し、モエ・ヘネシーも昨年ノンアルコールスパークリングワイン「フレンチ・ブルーム」に投資した。酒類市場分析会社のIWSRは、世界のノンアルコール飲料市場が2028年までに40億ドル(約6,323億円)規模に成長すると予測している。

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