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2025年01月15日水曜日
ホームトレンド「乗客を家畜のように殴打」インド列車内で前代未聞の暴行事件…乗務員の「ベルト制裁」映像に世界が戦慄

「乗客を家畜のように殴打」インド列車内で前代未聞の暴行事件…乗務員の「ベルト制裁」映像に世界が戦慄

最近、インドで列車乗務員が乗客を押し倒し、殴り、ベルトで叩くなどの暴力行為を行う姿が公開され、世界を衝撃させた。

12日(現地時間)、インドの「フリー・プレス・ジャーナル」や「ヒンドゥスタン・タイムズ」など現地メディアによると、列車内で発生した乗客暴行事件の映像がSNSで拡散されたとのことだ。この事件はインド北西部のパンジャブからビハールへ向かう列車内で発生。列車乗務員と高位公務員であるチケット検査官(TTE)が乗客を押し倒して殴打する動画が拡がり、大きな衝撃を与えている。映像は目撃した乗客が撮影し、他の乗客に共有した。

報道によると、事件の発端は飲酒だったとのことだ。当日、トラック運転手のシェイク・タジュディンがビハール州シワンを出発し、デリーへ一人で旅行中だったという。タジュディンは列車乗務員2名と酒を飲むことになった。3人はこの日初めて出会い、親しくなったという。しかし、飲み過ぎたタジュディンは女性乗客に不愉快な行為をし、これを目撃した乗務員らがTTEを呼んだ。TTEと乗務員らがタジュディンの行動を止めようとした際に口げんかとなった。状況がエスカレートし、TTEと乗務員らはタジュディンを押し倒して殴り始めた。

公開された映像には、ある乗務員がタジュディンの上に乗り、動けないよう押さえ、脚や尻を踏みつけ、ベルトで叩く場面が映っていた。現場にいた乗客たちは衝撃を受けてこの場面を撮影した。彼らがSNSで共有したことをきっかけで、事件は現地で大きな注目を集めた。映像を見たネット上の人々は、「酒に酔っていたとしても、家畜のように殴るのは許されない」「あまりにも過酷だ」「周囲の乗客もかなりのショックを受けただろう」など、乗務員とTTEを非難する声を上げた。

一方で、「言葉で制止しても効果がなかったから殴ったのではないか」「列車内で飲酒し他人に危害を加える行為は間違っている」「乗客はいったいどれほど飲酒したのか」と乗務員らに肩を持つ意見も出ている。暴行を受けたタジュディンは乗務員とTTEを暴行容疑で警察に通報した。現在、警察は事件の経緯を調査し、関係者の責任などを確認している。

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