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2025年01月15日水曜日
ホームトレンド「スタイリング優先」で炎上した米ABC看板キャスター、山火事取材中の「防火服クリップ」にマスク氏も反応

「スタイリング優先」で炎上した米ABC看板キャスター、山火事取材中の「防火服クリップ」にマスク氏も反応

米カリフォルニア州ロサンゼルス(LA)で発生した大規模な山火事の現場を生中継していたABCニュース看板キャスターによる防火服の着用方法が物議を醸している。

海外メディアによると、ABCニュースの「デイビッド・ミュアのワールドニューストゥナイト」のキャスター、デイビッド・ミュア氏は8日(現地時間)、LAで防火服を着用し、山火事の被災現場を生中継した。ミュア氏は「私の背後をご覧いただければ分かるように」と述べ、火災現場に体を向けた際、防火服の背中に木製のクリップが挿されているのが映し出された。このクリップは、防火服をゆったりとした形から体にフィットさせるために使用されていた。

英米の放送界で著名なジャック・オズボーン氏は、ミュア氏が街の火災の最中に着ていたジャケットを自身のX(旧Twitter)で取り上げ、「素敵なジャケットだ。我々の街が燃えている最中、そのピンで洋服が格好良くスリムに見えるのが嬉しいよ」と皮肉を込めてコメントした。さらに、テスラのイーロン・マスクCEOをタグ付けし、世論戦に巻き込んだこの投稿は瞬く間に拡散した。

しかし、他のネットユーザーからは、ミュア氏がニュースよりも自身の外見にばかり気を取られているとして、自己陶酔に陥っているか浅はかだとの批判も上がった。しかし、一部では、強風の影響を受けたためやむを得ない選択だったと擁護する声も上がっている。ABCニュースで20年以上キャスターを務めるミュア氏は、昨年9月に行われた共和党のドナルド・トランプ次期大統領(当時の大統領候補)と民主党のカマラ・ハリス候補の討論会で司会を担当した際、保守派からハリス候補に偏向して討論を進行したとの批判を受けた。

8日にロサンゼルスの高級住宅地パシフィックパリセーズで発生した山火事は急速に拡大し、これまでに10人が死亡、18万人以上が避難を余儀なくされている。山火事の被害面積は約148平方キロメートル規模となっている。

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