済州島行きの飛行機内で客室乗務員を不法に撮影した60代の中国人観光客に対し、検察が罰金刑を下した。
16日、法曹界によると済州地裁刑事2単独(ペ・グミン部長判事)は、客室乗務員を不法撮影した中国人Aに対する初公判および結審公判を開いた。検察はこの日、A氏に対し罰金500万ウォン(約53万4,000円)と、犯行に使用した携帯電話の没収を裁判所に求めた。
Aは昨年9月9日午後1時ごろ、中国・北京から済州島へ向かう飛行機内で携帯電話を利用して客室乗務員を何度も不法撮影した容疑を受けている。起訴事実を認めたAは、「きれいだったので撮影した」といった趣旨で供述したとされる。
Aの弁護人は「過ちを反省しており、生まれて初めての海外旅行で浮かれた気分で犯行に及んでしまった」として情状酌量を求めた。A自身も「好奇心で写真を撮ったが、韓国の法律を犯してしまい申し訳ない」と謝罪し、「被害者と航空会社に申し訳ない」と述べた。