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2025年01月22日水曜日
ホームトレンドインドの「命懸け祭り」で7人死亡、400人負傷 素手で牛と格闘する祭典の是非を巡り賛否両論が渦巻く

インドの「命懸け祭り」で7人死亡、400人負傷 素手で牛と格闘する祭典の是非を巡り賛否両論が渦巻く

引用: 聯合ニュース
引用: 聯合ニュース

インド南部タミルナードゥ州の伝統スポーツ「ジャリカットゥ(牛追い祭り)」が、度重なる死亡事故で禁止論争に巻き込まれていたにもかかわらず今年も開催され、7人が死亡、400人以上が負傷した。この祭りは、運動場に放たれた牛の背中にある瘤を素手で掴み、制圧するというものだ。

インド紙ザ・タイムズ・オブ・インディア(TOI)によると、17日(現地時間)、タミルナードゥ州各地で開催された祭りで牛による事故が相次いだ。死亡者7人のうち6人が観客、1人が牛の飼い主だったという。

例年1月に開催されるこの祭りでは、参加者が牛の背中の瘤を掴もうとする過程で死傷事故が発生する。牛も負傷することがあるため、動物愛護団体は長年にわたり祭りの禁止を訴えてきた。2014年にはインド最高裁がこれを認め、一時的に禁止された。しかし、数千人の住民が「伝統文化を守るべきだ」と激しく抗議したことで、祭りは再開された。2018年の大会では5人が死亡、72人が負傷している。

今回の事故を受け、ネットユーザーたちはTOIの記事にさまざまな意見を寄せている。一部の投稿者は「400人が死亡し、7人が負傷しても、多くの愚かなタミルナードゥの人々は祭りを中止しないだろう」とし、「州政府も票を意識して禁止に踏み切れない」と批判した。動物を虐待する主催者や参加者の逮捕を求める声や、祭りという名目で牛への拷問が行われていると指摘する意見もあった。

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