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2025年01月22日水曜日
ホームトレンド高級ホテルで9000万円の仮想通貨強奪事件が発生 中国人グループが「換金詐欺」で巧妙な計画、暴行も…容疑者6人を一斉逮捕

高級ホテルで9000万円の仮想通貨強奪事件が発生 中国人グループが「換金詐欺」で巧妙な計画、暴行も…容疑者6人を一斉逮捕

済州島の高級ホテルで中国人換金業者を暴行し、8億4,000万ウォン(約9,140万円)相当の仮想通貨を奪い逃走したとして、中国人グループが逮捕された。

済州西部警察署によると、特殊強盗の容疑で主犯の40代Aら中国人6人を逮捕し、取り調べを進めていると20日に発表した。容疑者らは16日正午12時20分頃、済州市内の高級ホテルの客室で、換金業者のB氏ら30代の中国人2人から8億4,000万ウォン相当の仮想通貨を奪い、逃走した疑いが持たれている。

警察によると、AらはB氏に仮想通貨を入金させた後、現金10億ウォン(約1億円)と手数料の一部を支払う約束をしていたという。被害者らは10億ウォン(約1億880万円)を受け取った後、Aのウォレットに7回に分けて、8億4,000万ウォン相当の仮想通貨を送金した。しかし、Aは突然、ウォレットに入金された仮想通貨が消えたと主張し、被害者らを詐欺師呼ばわりした上で、渡していた10億ウォンを奪い返して逃走した。この過程で、Aらは換金業者に暴行を加えたとされる。

被害者B氏の通報を受けて出動した警察は、ホテルで主犯のAを含む2人を現行犯逮捕した。その後、済州国際空港などで残りの4人を拘束し、隠匿していた現金3億6,960万ウォン(約4,020万円)を押収。残りの現金の行方も追跡中だ。警察の調査によると、Aらは知人または親族関係を利用し、ビザなし入国制度を使って13日と14日にそれぞれ済州島に入国していたことが判明した。被害者B氏らは、済州島で中国人観光客向けの旅行会社を経営していたとされている。

警察は、容疑者らが事前に共謀して換金を装い、B氏の仮想通貨を盗もうとしたと見ている。Aのウォレットに送金された仮想通貨は、実際には別のウォレットに移されており、警察は奪取された仮想通貨の行方を追跡している。警察は、仮想通貨ウォレットのアカウントとパスワードが分かれば、他の端末からもアクセスして取引できる点に着目。仮想通貨を移動させて隠蔽した可能性を重視し、詳細な事件の経緯を調査している。

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