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2025年01月22日水曜日
ホームトレンド「衝撃の晒し刑」7倍サイズの顔写真で飲酒運転常習犯を公開 台北市が前代未聞の対策を導入

「衝撃の晒し刑」7倍サイズの顔写真で飲酒運転常習犯を公開 台北市が前代未聞の対策を導入

台北市は、飲酒運転の常習者に対する強硬策として、顔写真を通常の7倍に拡大して公開する措置を実施した。

17日の台湾メディア「聯合報」によると、台北市交通当局は、飲酒や薬物の使用後に運転を3回以上繰り返したり、飲酒検査を拒否した住民の氏名と写真を定期的に印刷して公開する方針を決定した。

公開されるチラシには、違反者の顔写真を目立たせるため通常の7倍に拡大し、水濡れによる破損を防ぐために防水加工が施される。さらに、摘発日時や場所などの詳細情報も記載され、警察署や地域の掲示板などに掲示される予定だ。台北市交通当局は、この措置が常習犯に恥の意識を持たせ、再犯防止と飲酒運転の根絶を図る目的があると説明した。

昨年、台北市は初めて飲酒運転常習犯のリストを公開し、計53人が掲載された。その中には7回も飲酒運転を繰り返した者もいた。台湾政府は2022年、飲酒運転の予防と罰則強化を目的として、違反者の顔写真公開を義務付ける道路交通管理処罰条例の改正案を施行した。

今回の台北市の措置は、台北市議会から強い支持を得ている。さらに、新北市交通違反処理課の担当者は、効果が確認されれば新北市でも同様の措置を導入する可能性があると示唆した。この政策は、飲酒運転に対する社会の警戒心を高めるとともに、再犯率の低下を目指しており、台湾の他地域にも広がることが期待されている。

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