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2025年02月12日水曜日
ホームトレンド「娘が欲しかった」という理由で…ウクライナ避難民の母娘を殺害、5週間の赤ちゃんを誘拐したドイツ人夫婦に終身刑

「娘が欲しかった」という理由で…ウクライナ避難民の母娘を殺害、5週間の赤ちゃんを誘拐したドイツ人夫婦に終身刑

ウクライナ避難民の母娘を殺害したドイツ人夫婦に終身刑が言い渡された。殺害の動機は娘を育てたいということだった。

ドイツのマンハイム地方裁判所は今月10日(現地時間)、46歳の女性と43歳の男性夫婦に対し、殺人および未成年者誘拐の罪で有罪判決を下し、それぞれに終身刑を言い渡したと現地メディアが報じた。ドイツの刑法では終身刑を受けた場合、15年間は仮釈放が認められない。

この夫婦は昨年3月、27歳のウクライナ人女性と彼女の母親である51歳の女性を殴打して殺害し、遺体を遺棄した容疑で起訴された。裁判所は、夫婦が事件当時生後5週だった被害女性の娘を奪うために被害者らを殺害したと判断した。また、被害者の娘を自分たちの子供だと偽るための準備も整えていたことが証明された。

ドイツ南西部ザントハウゼンに住むこの夫婦は、少なくとも2023年3月から幼児誘拐を計画していたとされる。昨年1月、ウクライナ避難民支援のテレグラム・チャンネルで、出産のための通訳を探していた被害者らと初めて会った。

調査によると、夫婦は避難民施設で生活していた幼児の母親と祖母に鎮静剤を飲ませ、順次に殺害したという。犯行の約1か月前には産婦人科の虚偽書類を提出し、自宅で娘が生まれたとする出生届も提出していたと報じられている。

この夫婦には再婚前にそれぞれが設けた娘1人と息子2人、さらに二人の間で設けた息子1人の計4人の子供がいた。彼らは、二人の間でも娘が欲しかったが何度も流産したために、犯行を計画したという。

赤ちゃんは数か月間養育家庭で過ごした後、昨年6月からウクライナで21歳の叔母に育てられている。

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