![引用:RSPCA(England & Wales)](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0092/image-715d611a-ebe9-4f5b-b943-2e66c55f0bfa.jpeg)
海外メディア「Bristol Live」は今月8日(現地時間)、ある飼い主が8年前に誘拐された愛犬を発見したが、その犬が繁殖用に悪用された可能性があると報じた。
同メディアによると、イギリス・ノーフォークの邸宅に住むリタさんは、8年前の2017年に悲惨な出来事を経験した。
当時、彼女が飼っていたメスのラブラドール・レトリバー「デイジー」が庭で誘拐されたという。デイジーを奪われたリタさん一家は、懸命に捜索したが見つけることができなかった。
![引用:RSPCA(England & Wales)](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0092/image-b686b857-8d03-426d-b36c-c41df8f3ce04.jpeg)
リタさん一家はデイジーを失い深い悲しみに暮れたが、この事件がイギリス中に知れ渡ったことで、犬や猫の窃盗を特定の犯罪として規定する法案が可決された。この法案制定に向け、リタさん一家は10万人以上の署名を集めた。
しかし、デイジーは依然として家族の元へ帰らず、時は過ぎていった。そして8年が経過した頃、リタさんは遠く離れた地で驚くべき知らせを受けることになる。
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驚くべきことに、デイジーはノーフォークから250マイル(約402km)離れたウェストン=スーパー=メアで発見された。動物保護団体「RSPCA」は、保護されたデイジーを獣医に連れて行き、マイクロチップを通じて飼い主を特定した。
デイジーの体には乳腺腫瘍が見つかっており、RSPCAに引き渡した人物は、デイジーを飼育した期間は短く、治療する余裕がないと述べたという。
不幸中の幸い、RSPCAとマイクロチップのおかげで、リタさんはデイジーを取り戻すことができた。しかし、乳腺腫瘍が見つかったデイジーの状態は芳しくなかった。
さらに、デイジーが繁殖犬として利用された可能性も指摘された。RSPCAの関係者アンディ・クックさんは「デイジーはブリーダーに利用されていたようだ。複数の腫瘍があり、毛並みもかなり汚れていて、長年手入れを受けていない様子だった」と語った。
そして、「デイジーは現在13歳のラブラドール・レトリバーで、かなりの高齢だ。誘拐された後、厳しい生活を強いられていたに間違いない」と付け加えた。
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誘拐され、家族と引き離されて辛い時間を過ごしたデイジー。遅ればせながら、家族と共に老後を過ごせることになった。RSPCAは今月8日、公式SNSを通じて「デイジーがついに家に帰ってきた」と喜びの報告をした。
多くのネットユーザーは「美しいデイジーが家に戻ってきて本当に嬉しい」、「デイジーが行方不明になった時から気にかけていた。今はほっとしている」、「愛する家族と老後を過ごせることになって良かった」と喜びの声を寄せた。