

米国の著名シンガーソングライター、シェリル・クロウ氏(63歳)がテスラCEOのイーロン・マスク氏を批判し、自身のテスラ車を売却して公共放送に寄付すると表明し、話題を呼んでいる。
クロウ氏は15日(現地時間)、自身のインスタグラムで最近テスラの電気自動車を売却、その売却金を「大統領マスク」の圧力にさらされている「ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)」に寄付すると明かした。
彼女はテスラ車を積んだトラックが去っていくのを見送りながら手を振って笑う動画を投稿し、「両親はいつも言っていた…『あなたは付き合う人によって変わるのよ。誰と一緒にいたいのか決める時が来る』と。さようなら、テスラ」とコメントした。
また、車の売却金はNPRに寄付されると述べ、「真実を求める人々に真実が確実に届くことを願っている」と付け加えた。
クロウ氏はこの投稿にハッシュタグ(#)と共に「大統領マスク(PresidentMusk)」というキーワードを添え、マスク氏がトランプ政権第2期の実質的なナンバー2として強大な影響力を振るっている状況を皮肉った。
ちなみに、NPRは米国の公共ラジオ放送局であり、高い聴取率を誇る。クラシック専門局でさえNPRの朝の番組を放送するほどの人気を博している。公共放送とはいえ、政府の資金よりも民間の協賛や寄付に大きく依存している。