世界で最も高い100mの垂直型リゾートが話題に
約810億円相当の「テルメ・ドバイ」の全容

アラブ首長国連邦・ドバイに世界最高となる高さ100mの垂直型リゾートの建設が決まり、注目を集めている。リゾート施設としては世界最高の高さとなる。
このリゾートには2028年までに、植物園や滝、ウォータースライダー、プールなど、砂漠では体験できない多彩な施設が設置される予定だ。
先日、ドバイ当局とアメリカの設計会社「ディラー・スコフィディオ+レンフロ」は、ドバイに「テルメ・ドバイ」という斬新なコンセプトのリゾートを建設すると発表した。
このリゾートは宮殿に隣接するザビール・パーク内に建設され、総工費は20億ディルハム(約810億8,709万円)に上る。2026年に着工し、2028年の完成を目指す。年間170万人の来場者を収容できる規模だ。
建物は湖の上に複数の植物園が塔状に積み重なる独特な形状を持つ。200種以上の植物を擁する世界最大の屋内植物園、温泉水とミネラルウォーターを使用した滝のようなプール、文化・社会イベントスペースなどで構成される。
ミシュランの星付きレストランをはじめ、高さ18mの滝が3つ、4,500m²の屋内外プールを備える。15本のウォータースライダーや体験型アート作品も設置される。ローマ式公衆浴場、トルコ式公衆浴場ハマム、日本式の温泉など、世界各国の伝統的な入浴文化も体験できる。