話題の「幼虫・さなぎ3Dゼリー」
カブトムシの幼虫に続き第2弾のさなぎを発売
サナギのシワ、幼虫の呼吸口・内臓まで再現


カブトムシの幼虫に続き、さなぎの実物を驚くほど精巧に再現した食用ゼリーが発売され、注目を集めている。
5日、「共同通信」などによると、名糖産業は「作って食べよう!3Dゼリー」シリーズとして、カブトムシのさなぎゼリーを3日に正式発売した。これは、昨年3月に発売され話題となった「作って食べよう!幼虫3Dゼリー」の第2弾となる。
今回発売されたさなぎゼリーは、リアルさがさらに向上している。大きさは約7cm、重さは約24gで、実際のカブトムシのさなぎとほぼ同じであるだけでなく、脚の微妙な長さの違いや、動くための関節部分、角のシワまで細かく再現されている。
名糖産業は「繊細で、実際に手に取って見ることが難しい『カブトムシのさなぎ』の大きさ、形状、重さを多くの人に知ってもらい、体験してほしかった」と説明した。


ゼリーの作り方は比較的簡単だ。製品に付属されているプラスチック型を組み立て、コーラ味とヨーグルトソーダ味の粉末をそれぞれ水に溶かして型に流し込む。その後、冷蔵庫で20分以上冷やせば完成する。
このゼリーは、企画者の幼少期の知的好奇心から生まれたと、名糖産業は説明した。
担当者は小学生の頃、図鑑で見たカブトムシのさなぎを実際に見たくて地面を掘り返した際、さなぎの巣を壊してしまった経験があり、これが「作って食べよう!さなぎ3Dゼリー」の開発のきっかけになったという。


昨年発売された「作って食べよう!幼虫3Dゼリー」も、開発担当者の幼少期の好奇心から始まった。彼は小学生の頃、テレビ番組で海外の先住民が虫の幼虫を美味しそうに食べる場面を見て、「カブトムシの幼虫も美味しいのだろうか?」という好奇心を抱いたという。
この幼虫ゼリーは、大きさ約5cm・重さ約35gで、実際の幼虫とほぼ同じように製作されている。幼虫の体の左右に9個ずつある呼吸口の気門や、体内の腐葉土が透けて黒く見える内臓まで再現する高度な製法も、YouTubeで紹介されている。
名糖産業は「単に図鑑を見るだけでなく、実際に見て触れ、五感で感じることで新たな発見のきっかけになればと思っている」と述べた。