「ハイタッチ」猫、人気に疲れ休息宣言

中国江蘇省蘇州の西園寺を訪れる人々の間で、金の首輪をした「ハイタッチ」猫が注目を集めている。
8日、「グローバルタイムズ」などの報道によると、「タンドゥ」と名付けられたこの4歳の猫の飼い主は、2年前からタンドゥを西園寺に連れて行くようになった。耳ダニの治療で耳が湿っていたタンドゥに日光浴をさせるためだった。
タンドゥの週末の寺院訪問は日課となったが、最近、寺院の訪問者とハイタッチする姿が映った動画がインターネットで大きな話題を呼び、一躍有名になった。
タンドゥの「幸運をもたらす」ハイタッチを求めて、訪問者が西園寺に殺到した。遠方からわざわざ訪れる人もいた。
これにより、タンドゥののんびりした散歩は、まるで「ファンミーティング」のようになってしまった。

次第に増える人混みに疲れたタンドゥは、ハイタッチの要求に応じるのに少々疲れた様子を見せた。これに対し、一部のネットユーザーは「猫がストライキ中?」とコメントした。
また別の人々は「この猫の表情が『やっと金曜日だ』と言っているようだ」と冗談を交わした。タンドゥの姿が、まるで金曜日の疲れ切ったサラリーマンのように見えたという。
これを受け、タンドゥの飼い主に批判が集中している。タンドゥを利用し、虐待しているとの非難の声が上がった。飼い主は「タンドゥの健康を最優先に考えてきた」と反論したが安全上の問題を考慮して、当面タンドゥを寺院に連れて行かないことを決めたと地元メディアは伝えた。