
ジープのボンネットに動物を乗せて走行する姿がSNSで拡散され、批判の声が殺到している。
先月、インドの人気メディア「インディア・トゥデイ」の報道によると、インドのビシャカパトナムの道路で異様かつ危険な光景が目撃された。
当時、走行中のジープのボンネットに一匹の動物が堂々と立っていたという。

インスタグラムユーザーのイシャク・マディーナ・ヴァリ・シンカが先月17日に自身のアカウントで投稿した動画には、ジープのボンネットの上に悠然と立つ動物の姿が映し出されている。
一見ライオンかと思いきや、実は超大型犬種のイングリッシュ・マスティフだった。ライオン風に仕立てられたマスティフは、全く怖がる素振りもなく車内に入ろうともせず、ボンネットの上で風を浴びている感じ。
その後、車が停まると、周りの見物人たちがマスティフに一気に集まった。みんなスマホで撮影したり、笑顔で話しかけたりして興味津々の様子だった。

この動画を見たネットユーザーからは「犬がライオンに化けてる!」「マジで犬だったのか」「ライオンにしか見えなかった」といったコメントが続出。
でも一方で、マスティフをボンネットに乗せたまま運転した飼い主に対する批判も鋭い。
あるユーザーは「警察はちゃんと取り締まるべき。動物保護団体も動くべきでしょ」と怒りを表明。たとえ飼い主がリードを持っていたとしても、オープンカーのように四方が丸見えのジープの上に犬を乗せるのは超危険なことだからだ。

ペットを車内で適切に保護せずに置くと、事故リスクが格段に上がる。学術サイトのリサーチゲートに掲載された研究によれば、車に乗っている犬の約24%が問題行動を示すことが判明している。
こういった問題行動は運転者の安全を脅かすだけでなく、周囲の人々にも危険を及ぼす可能性が高い。だから、クルマで犬を移動させる際には、必ず専用のキャリーケースに入れるのがマスト。
さらに、キャリーが揺れたり落下したりしないよう、しっかり固定できる装置も用意することで、犬も飼い主もどっちも安全に過ごせるというわけだ。