15.9 C
Tokyo
2025年04月14日月曜日
ホームトレンド性転換手術で「男性」になった後に自然妊娠・出産!?イギリス初の衝撃事例に世界騒然

性転換手術で「男性」になった後に自然妊娠・出産!?イギリス初の衝撃事例に世界騒然

性転換手術で「男性」になったが、自然妊娠・出産… イギリス初の事例

引用:ザ・ミラー
引用:ザ・ミラー

イギリスで自然妊娠し出産した初のトランスジェンダー男性の事例が公開された。

9日(現地時間)、イギリスのメディア「ザ・ミラー」によると、イギリスのトランスジェンダー男性マラキー・クラーク氏(27)は17歳の時に自身が「男性になりたい女性」であることに気づいた。19歳から男性ホルモンを服用し、20歳で乳房切除術を受けた。2022年には男性の恋人チャーリー氏と出会った。クラーク氏は、男性ホルモンであるテストステロンの副作用でニキビや皮膚の異常が発生し、服用を中止した。クラーク氏は「自分には子宮があるため、チャーリーと性交渉をしたことで妊娠した」と語った。さらに「妊娠が分かってから6か月後に婚約し、2年前に子どもを出産した」と話した。クラーク氏は、出産6週間後から再びテストステロンの服用を開始した。「子どもは2歳になり、家族の宝だ」とし「多くのトランスジェンダーカップルは子どもを授かるために精子提供や体外受精を検討する」と語った。クラーク氏はイギリスで自然妊娠による出産をした初のトランスジェンダー男性とされる。クラーク氏は男性へと性転換したが、生殖器を保持していたため妊娠が可能だった。

性転換手術は大きく2つに分類される。女性から男性への性転換手術(FTM:Female to Male)と、男性から女性への性転換手術(MTF:Male to Female)だ。前者は後者よりも複雑な過程を要する。子宮、卵巣、卵管、乳房など、除去すべき器官が多く、新たに陰茎を形成する必要があるためだ。

女性から男性への「男性化性転換手術」では、陰茎の形成が重要となる。そのため、他の組織の細胞を移植する陰茎再建術や、陰核を肥大化させて陰茎の機能を持たせる手術が行われる。陰茎再建では、身体の一部の組織を切り取り、陰茎の形に丸めて作る必要がある。主に前腕、太もも、腹部などの皮膚が用いられる。陰茎には陰茎軸と亀頭を形成し、排尿可能な尿道も作られる。陰茎形成術は、一般的に長時間を要する手術だ。しかし、手術をしても自然な勃起は起こらない。性転換後に女性との性交渉を希望する場合は、陰茎プロステーシス手術が必要となる。これは、勃起不全の患者に行われる手術と同様の原理で行われる。まず、陰茎に膨張型のプロステーシスを挿入し、陰茎海綿体内に膨張可能なシリンダーを入れ、陰嚢に調整ポンプを設置。さらに生理食塩水が入った貯蔵部を恥骨の後ろの下腹部に入れる。勃起が必要な際に陰嚢のポンプを作動させると、生理食塩水がシリンダーに流入し、膨張することで、実際の勃起のような状態を作り出す仕組みだ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください