
今月11日(現地時間)、インドネシア・アチェ州のクタチャネ刑務所で、50人以上の受刑者がセキュリティを突破して脱獄する事件が発生した。受刑者たちは、刑務所内の食堂で食事を待っている間に、2つのセキュリティドアを破壊して脱出し、フェンスを乗り越えて道路へと逃走した。
脱獄者を捕まえるため、市民と刑務官が協力して追跡を開始。現場で一部は取り押さえられた。脱獄した53人のうち、32人は依然として逃走中で、21人は逮捕または自首した。
アチェ・テンガラ警察署長は現地メディアを通じて、「現在、残りの脱獄者の追跡を続けており、自首するよう呼びかけている。逃げれば、より重い刑罰を受けることになる」と警告した。クタチャネ刑務所は収容定員100人の施設だが、現在368人が収容されており、過密状態が脱獄の主な原因として指摘されている。