元彼と不倫した妻に激怒した夫
1億9000万ウォン(約1,952万円)の損害賠償訴訟を提起
裁判所「約1394万ウォン(約143万円)に減額」

台湾で、元彼と不倫をした女性に対し、1,000万ウォン(約103万円)以上の損害賠償金の支払いを命じる判決が下された。
今月22日(現地時間)、メディア「CTWANT」の報道によると、この女性は元彼のA氏と継続的に連絡を取り合っていただけでなく、一緒に旅行をし、性的関係を持っていたという。
特に、2人の会話の中から「あそこがとても痛い、すごく不安だ」「今日は妊娠の可能性が中程度」といったメッセージが見つかったと伝えられている。
これを知った女性の夫は激怒し、約1億9000万ウォン(約1,952万円)の損害賠償を求めて訴訟を起こした。
判決文によると、女性とその夫は2020年に結婚し、子どもと共に家庭を築いていた。しかし、昨年5月、夫は妻が元恋人と密接に連絡を取り続けていた事実を知ることとなった。

2人は昨年4月11日から5月22日まで一緒に旅行し、頻繁に連絡を取り合っており、夫は5月18日に妻が元恋人と性的関係を持ったことを知ったと主張した。
夫はこれにより不眠症や不安症状に苦しみ、精神的苦痛を受けたと訴え、裁判所に訴訟を起こした。
これに対し、元彼は「私たちは単なる職場の同僚であり、旅行も同僚として一緒に行っただけだ」と主張し、不適切な関係を否定した。彼は「会話記録に親密な表現は含まれておらず、夫が単なるメッセージを誇張して解釈した」と反論した。
しかし裁判所は、2人が交わした会話から、単なる同僚関係とは見なせないと判断した。
裁判所は「妻の不倫によって夫が精神的苦痛を受けたことは法律的に損害賠償請求の理由となる」と認定した。
ただし、「原告が要求した1億9000万ウォン(約1,952万円)は過度に高額であると判断し、約1394万ウォン(約143万円)に減額する」と付け加えた。